食育コラム

column1 やっていませんか?6つの「こ食」

現在の家庭の食卓の問題点をわかりやすく表したのが「孤食」「個食」「固食」「小食」「粉食」「濃食」の6つの「こ食」です。

特に家族が不在の食卓で独りきりで食事をする「孤食」は、好き嫌いを増やす原因に。また、会話がないのでコミュニケーション能力やマナーも身につけられません。さらに、最近問題視されているのが、食卓には家族がそろっているのに、それぞれがバラバラのメニューを食べる「個食」。いつも自分の好きなものを食べられる環境では、身勝手でわがままな性格に育ってしまいます。

このように「こ食」は、子ども達の人格や健康に悪影響を及ぼします。こうした食習慣が定着しないよう注意していきたいですね。(このほかの「こ食」については、講座で詳しく学べます)

column2 朝ごはんを食べるとテストの成績が良い?

脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖は、夕食で摂取した分は睡眠中に消費されてしまうため、朝には不足の状態になっています。

このため、朝食をぬくと脳にブドウ糖が補給されず脳の働きが鈍くなってしまうのです。これでは学習の効率もあがりません。逆に朝食を食べれば、脳にブドウ糖が供給され、集中力や記憶力がアップします。「小・中学校教育課程実施状況調査」(平成15年・国立教育政策研究所)では、毎朝朝食をとる子どもほど、ペーパーテストの得点が高い傾向にあるという結果がでています。

column3 「低脂肪」と「低カロリー」は意味が違う!

ダイエット中なら気になる「低脂肪」の表示。低カロリーと似ていますが、意味は全く異なります。「低脂肪」商品では、たとえ脂質を半分に抑えていても、たんぱく質や糖分を多く含んでいれば、カロリーは高くなります。脂肪分を抑えたことによる風味の低下を、糖分で補っているケースもあるのです。他にも「塩分控えめ」「うす塩」や「糖分控えめ」「甘さ控えめ」など紛らわしい表示は多数存在します。表示の意味がわかっていれば、ダイエットや塩分摂取制限など目的にあった商品を選べるようになります。

column4 食べ物は石油から出来ている?!

最近は、多くの食材が旬に関係なく通年入手可能になっています。これは、ビニールハウスや温室で加温するなど、石油などのエネルギーを使って栽培時期を調整することで、収穫を可能にしています。トマトやイチゴなどのハウスや温室の加温栽培では、通常の4~5倍の石油を使っているというデータもあります。また、農業用機械や輸送にもたくさんの石油が必要です。

このように、作物の栽培にはたくさんの石油が使われています。旬の食材を見直すことは、省エネにもつながるのです。

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