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「習友の会」に参加して

2016年06月20日

 去る、四月十日、十一日、「習友の会」に参加させていただきました。今回は、魚のおいしい静岡県焼津市のホテルで行われました。私は、ホテルで提供されるであろう海の幸を期待しつつ、参加の申し込みをしました。
 十日当日、受付終了後は、早々の講義です。鈴木右鴻先生に「雨だれ筆法」なる文字の分析のしかたを紹介していただきました。ふむふむ、確かにこの方法だと手本に近い文字が極めて簡単に書けそうです。でも私がビックリ、敬服したのは、その「雨だれ筆法」をより短時間で成立させるためのグッズを透明な薄いプラスチックを使って鈴木先生自らが製作されているという点でした。一つの文字の字形を把握するためにここまでするのか、魅力のある先生は、「アイデアマン、実行の人」でもありました。講義の後は、目玉の添削指導です。日ペン展用の作品の添削を受ける参加者が多い中、私は、『ペンの光』掲示文の添削を受けました。これでワンランクアップの成績は間違いなしです。添削、記念撮影の後は、待ちに待った懇親会(夕食)。思った通りの海の幸三昧で「余は満足じゃ!」状態です。その後の二次会(ホテル内)でも知り合いの方々と「ペン習字の今後」や「ペン習字の取り組み」、「色っぽい話」など語り合えていい酔い方をしました。ゆとりのある部屋(三人が同部屋)でぐっすり眠れ、大きな窓から見える水平線の向こうから射す朝日に起こされるのはとても気分がいいものです。
 朝食の海の幸バイキングに幸せを感じ、二日目の講義です。田中鳴舟会長のユーモアある講義の中、字形を整えていく上で見逃しがちな点、誤解しそうな点に一つ一つ納得しながら、楽しくメモを取っていきます。会長の「片道九十分の通勤電車に乗っていた頃は、よく列車内で三上先生の字典を見て研究したものだ。」というお言葉にドキッとさせられました。
 最後の講義は、高橋南舟先生です。そもそも二十代前半で毛筆を始めた高橋先生が、ペン習字を始めるようになった興味深いいきさつ、作品創りには、毛筆古典の楷書の味を出すために、ペン先を工夫したことなど大いに刺激あるお話が聴けました。高橋先生の楷書臨書作品も複数観ることができ、その文字の多さ、ゆるぎない文字の姿、毛筆風の味わいには、平伏です。「自分もこういう作品を創りたい」と思っても創れないほど、別次元のものを見る思いがしました。そしてその後は、二回目の指導添削。前日の添削で満足されたのか、少しのんびりムードです。
 今回の研修では、諸先生方のペン習字への取り組み方を知ったこと、研修で知り合った方々とペン習字のお話ができたこと、おいしい料理が食べられたことが印象的でした。今後のペン習字の練習がより楽しく、充実したものになりそうです。最後になりましたが、お世話してくださった森田雄山・静水先生、講師の田中鳴舟会長、鈴木右鴻先生、神谷秋有先生、高橋南舟先生そして参加された日ペン会員の方々、今回は、興奮と刺激のある研修を提供していただき本当にありがとうございました。                   (藪本 誠吾)

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